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本質を見るという事 [哲学・人生]

何かの達人になるには本質を見抜く目を養う事が重要だ。

 

プロ野球の選手はゴルフが上手い人が多いようだ・・・

 

スイートスポットでボールの芯を打ち抜きコントロールするという本質的な部分が同じだから

かも知れない・・・

 

ひとつ極めれば応用が利く事が多い。

だから、本質を知るという事は大きい。

 

例えば、マウンテンバイクの場合、4万円程度の物と40万円の物を考えてみれば・・・

素人目で見ると、大差無く思えるかもしれない。

でも、4万円の物は名前ばかりで山を走る為に作られてはいない。

本当はマウンテンバイク風な自転車なのだ。

凸凹の山道を走り続けたら、フレームの接合部が壊れる事も考えられる。

(最近の物は溶接されずに接着剤で付いているのも多い)

40万円の物ならチャンと山を走る事を前提に作られている筈です。

 

マウンテンバイクのルーツは、山で自転車レースをしていた人達が自分の自転車が壊れ

ないで速く走れるように改造していった事から始まりました。

 

そういう基準で見ていくと、まったく2台が違って見えるんじゃないでしょうか?

 

一方は山を走る為にキチンと考えられて作られたもの・・・

もう一方は形だけを真似した普通の自転車・・・

見た目はあまり変わらなくても本質はまったく違うのです。

 

表面的な部分に目が行ってしまうと、本質は解からないという事でしょう。

 

車の世界では よくライバルとして比較されるインプレッサとランサーエボリューション。

この2台はラリーで勝つ為のベース車両としては同じ分野に分類されるのでしょうが・・・

好きな人達から見れば、この2台の本質はまったく違う考えから設計されている。

ランエボは、電子制御技術を駆使してトータル的に速い車に仕上げている。

インプは、低重心やバランス等の基本設計重視で速くする事を目指している。

 

インプに乗っているオイラはランエボを買う事なんて考えた事も無い。

たとえランエボの方が速かったとしても・・・

それは、速さがオイラの求める本質ではないからだ。

だってサーキットでタイムを競うような事しないし・・・(笑)

 

鍛造のピストンリング使ってたり、クイックシフトが標準だったり・・・

目に見えない所までこだわって作っているのがインプの魅力だったりします。

そして、クイックな動きが感覚的に好きだったり・・・

ランエボのような派手さはありませんが、職人気質な所がお気に入りです。

 

パット見では見えないような部分まで知ろうとしない限り、本質は捉えられないのかもしれません。

 

好きこそ物の上手なり・・・

好きな事だから本質が見えてくるのかもしれません。

 

 

人の話だって、表面上で聞いていれば言葉通りにしか受け取れない。

 

人の話の本質を捉えない人は、言葉に振り回される。

どういう意味でその言葉を使ったのかを受け取ろうとしない。

 

自転車に興味の無い人にマウンテンバイクのの本質が見分けられないように・・・

人に興味の無い人は、人の心の本質を見ようとしないから当然だけど・・・

 

愛しているから 『さようなら』 をいう事だってあるじゃない。

それは、『嫌いになった』 という意味じゃないでしょ!

それこそ、心の本質なんだと思う。

 

 

 相手の心を知りたいと思った時から、少しづつ言葉の意味が見えてくるのかもしれない。

 

本質とは面白い物だなぁ・・・


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