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普段の運転がトレーニング! [バイク&車]

ブレーキについて・・・

 

では、ブレーキ機構について書きましたが・・・

 

今度は運転の事を書いてみます。

 

初心者とベテランではブレーキングでコケるのにも傾向が

違うんだと思います。

 

いわゆる、ベテランでは某Fさんのように無茶なコーナーリング(笑)中に

ブレーキング失敗とか、パニックブレーキで!

 

初心者がやるのは、低速なのにブレーキを握りすぎてカックン停止の後、

バランスを崩す・・・いわゆる立ちゴケ系!

 

ベテランさん達は自分の運転は自分で分析できていると思うので、

(分析できても繰り返すアホなおいら達)

ここでは、省略させて頂きます。

 

ここ数日、話題のブレーキや握りゴケ問題(笑)で

握りゴケの経験を昔した・・・なんて話すのは

古いバイクの話が多いと思います。

 

昔のバイクはブレーキ以上に、今みたいにタイヤがグリップしなかった。

今のマシンより細くてコンパウンドも硬めだった。

当然、タイヤに粘りがないから滑りやすい。

最近のタイヤは、やすやすと滑ったりしない。

無茶な運転をしなければ・・・

 

 

だから、恐る恐る走っている時の緊張から来る運転ミスの方が危険だ!

 

なるべく、リラックスして運転するようにしましょう。

 

 

そして、タイヤの進化はバイクだけではなく車でも体験できる。

車のタイヤは、昔と比べて数段滑り難くなった。

 

車でもバイクでも、そういう事を考えながら・・・

普段の運転意識が大事だと思う。

 

日頃の運転こそがトレーニングである。

  

オイラは仕事で乗っているのは クラウンコンフォートで、

もちろん タクシー専用タイヤ など履いています。

通常のタイヤの5倍以上は長持ちします。

つまり、コンパウンドが硬めで減らないという事です。

 

このような車で首都高を走る訳でして・・・

毎日がドライブセンスを磨く修行のような日々・・・

 

お客を下ろしてカラで高速を帰って来る時は、タイヤが少し滑る位まで

ペースを上げて走ったり・・・

(そもそも滑りやすいタイヤだから急激にブレイクしない)

FRだから、しっかり前輪に加重を乗せてゆっくりハンドルを切り込めば

多少後輪が流れても大丈夫!

 

初心者の人にはこういう事に意識を持ってバイクや車に乗って欲しいのです。

 

つまり、微妙なブレーキングやアクセルワークです。

 

加重が前輪に掛かっているのか後輪にに掛かっているのか?

アクセルがオープンなのかエンブレ状態かパーシャルなのか?

 

これは、クルマもバイクも基本が同じだから・・・

 

この意識の差が、乗っているのか乗せられているのか、

の分かれ目だと思うんです。

 

オイラのクルマがFFのATじゃない理由はこれです。

FFは、バイクと加重の扱い方が違うし(フロントが重いし)

ATは、アクセルを抜いた時のエンブレがダイレクトじゃない。

 

 

クルマやバイクを気持ち良く走らせるためには、車体の姿勢を安定させて

走るのが大事だと思います。

(峠や首都高等を攻める人は別です)

その基本が、マシンの重心に意識を持って走るという事です。

 

 


 

以前 ツーリングで日光へ行った時 の帰り道で、ベティさん に

『やたらブレーキランプが付くから何かと思いながら走っていたら、

全部コーナーの入り口だったのね。

暗くなってカーブが見え難いから、後を走る人に分かるようにわざと掛けて

たんだ・・・』 

半分正解ですが(笑)・・・

 

半分は基本に忠実なコーナーリングをしているだけです。

 

ただマシンに乗らされている人達は基本なんて関係無い運転をしています。

 

 

 

基本のコーナーリングは、

① 「コーナーが近付いてきたらエンジンブレーキ、

コーナー入り口でブレーキングして前輪に加重を掛けて進入する。」

 

② 「ブレーキを放すのをきっかけに、車ならハンドルを切るバイクなら

倒し込みをする。 要するにコーナーリング動作に入る!」

(前加重が抜けるからハンドルや倒し込みが軽く出来るようになる)

 

物理的に言えば、減速Gが掛かった状態は車体に対して縦方向の力が強く

働いているので、コーナーリング動作(横方向の力)が掛かり難い。

だからハンドルが重かったりバイクが簡単に寝ない!

 

もっと分かりやすく言えば、走っている自転車は縦方向の力が働いている

ので横方向に倒れないが、停止した状態では自転車は横に倒れてしまう。

この理論と同じです。

 

話を戻して、

③ 「コーナーリング動作に入ったらアクセルはパーシャルで・・・

(つまり加速も減速もしない一定状態でアクセルを保つ)」

 

〔余談ではありますが、FR車でここでアクセルを思いっきり開けると後輪が

滑るのでドリフト状態に持ち込める訳です。〕

 

④ 「コーナーの出口が見え始めたら、つまりハンドルを戻したり

バンクさせたマシンの姿勢を起こすポイント辺りから

徐々にアクセルを開けて行く・・・」

 

以上が基本的なコーナーリングでした。

 

 

つまり、ベティさんが言った「コーナー入り口を後続車に伝える意図」も

半分ありますが、

オイラは曲れるスピードであっても、前輪加重状態を作る為にコーナー入り口

では意識的にブレーキを掛けるからランプが点く事なので・・・

半分だけ正解でした。

 

ブレーキを掛けないぐらい緩いコーナーでもアクセルを戻して

エンブレで前加重にして進入するのが基本ですよ!

しかもこの状態なら、何かあって急にブレーキングしなければならない事に

なっても、直ぐにブレーキングに移れる。

 

車やバイクに長年乗っていても、基本を知らない人が多すぎます。

 

 

それと、基本動作の流れを体で覚えると、これがリズムになってしまうので

違う運転をするとテンポが乱れてワィンディングなどでは走り難いです。

 

 

 

それから、 

上手い人は 『速いスピードでコーナーに進入してブレーキングしながら

(と言ってもブレーキを残したままっていう奴です)

コーナーリング動作(ハンドルを切ったりマシンをバンクさせる)

に移りブレーキをリリースしてハンドルの切り増ししたり、さらに深くマシンの

倒し込みをする。』

理由は早すぎるスピードでは前輪が滑ってしまう可能性が高いし、

前輪に加重が掛かった状態の方がマシンの向きは変わり易いから・・・

でも、減速Gが掛かった状態ではハンドルも重くなり、マシンを倒すのにも

力が必要になってコントロールが難しくなるので<上級者のテクニック>です。

 

※ ↑下手な人が真似すると事故の元です。

と言うか、サーキットや峠を攻める走り方ですから・・・(爆)

楽しく流すコーナーリングとは違いますんで!

 


 

 

それから、SBTCのツーリングで初心者の運転を見て気になった事があります。

 

マシンを停止させる時に ガクン となる事です。

 

長年乗っているライダーは、止まる寸前でブレーキを抜きます(緩める)。

これは、クルマでも同じ事です。

同乗者にショックを与えないように停止するには微妙にブレーキを

コントロールして抜くんです。

それは、本当に数ミリの話ですが・・・

 

バイクの場合は、もうひとつ技があります。

スピードが落ちたら(10キロ以下)、後輪ブレーキだけで停止させる。

この技は、下り坂などでかなり有効に使えます。

 

下り坂で、前輪に加重が掛かった状態でカックンブレーキで停まれば

フロントサスが沈んで、反動で伸びた時にバランスを崩して・・・

バイクをコケさせるケースが非常に多いと思います。

リアブレーキで停止すれば、前輪側に加重が寄るのを減らせるので

フロントサスの沈みが少なくなり車体が安定するはず。

 

こういう技を自分で試して、違いを学ぶ事は大切ですよ!

 

 

 

ただ、クルマやバイクに乗るだけでは上達しません。

意識を持ってマシンに乗れば、今まで見えていなかった事も

イロイロ感じ取る事が出来るようになります。

 

普段の運転こそが上手くなる為のトレーニングですよ!!!


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