エンジンのOHを考えてみる。 [バイク]
若い時は待ち乗り程度にしかバイクに乗っていなかったで、
今まで乗ってきたマシンはそれほど走行距離も伸びなかった。
だから、エンジンのOH(オーバーホール)など考えた事も無かった。
元バイク屋の友達の話では・・・
国産マシンならば1万~2万キロでエンジンのピークが来て
大体3万~5万キロでパワーが垂れて来るので、その位の距離で
エンジンをバラしてOHした方が良いらしい。
確かにGOOバイクなどを見ても、国産マシンは1万キロ未満の車両が
ほとんどで、それ以上の距離の物はあまり載っていない。
やはり、商品価値が落ちてしまうのだろう・・・
確かに自分が買うとしたら、値段が安くても距離を走っている物は
遠慮したい・・
オイラがBMWを購入したポイントの1つがエンジンの寿命が長い事。
1万キロ位でアタリが付いて、3万位で調子が良くなるとも・・・
だからBMWは3万キロでも中古車市場で沢山取引されている。
BMWの場合、メンテナンスの工賃等が高いのも事実だが・・・
消耗部品さえ交換していればエンジン本体のOHは10万キロ位だと
言われているので・・・
1番お金が掛かるOHの間隔が長いという事は、長距離ツアラーならば
コストが安く済むと考えられる。
この1年で1万5千キロ走ったので、このペースで5年ならば
7万5千キロという計算だ。
普通の車両では下取り価格も付きはしないだろう。
今のようなペースで距離を伸ばしていったら、国産マシンなら
2~3年でOH時期が来てしまう。
エンジンのOHの内容にもよるだろうが、費用はそれなりに覚悟しなければ
ならないのだろう・・・
その手間と費用を考えれば、余程お気に入りのマシンでなければ
買い替えを考えてしまうのも無理は無い。
実際にオイラのCBRは、この5年近い期間で1万キロ位しか走っていない。
しばらくはOHを考えなくでも大丈夫だろう。
車の場合はバイクよりも走行距離が長く設計されているで、
OHは10万キロ位だと聞いた事があるが・・・
車もバイクも、OHした人を周りで見た事はない。
それだけエンジンOHは馴染みが無い事なのであろう・・・
パワーが落ちて来た痛んだエンジンのまま走らせている人も沢山・・・
年間3万キロ位走るバイク便のマシンにVTR250が多く使われているのは、
この辺がカギになるのだろう。
元々のパワーが低いだけにエンジンの耐久性も高い。
ハイパワーマシンと違い、パワーが多少落ちても気にならないだろうし・・・
メンテのコスト全体が安く済むだろう。
本当にバイクというのはお金が掛かるものだ(笑)
このようにイロイロな事を考えて付き合っていかなければならない。
まあ、バイク乗りとしてはそれも楽しみのひとつなのかも知れないが・・・