料金所のおじさん・・・ [本音・毒舌]
今では仕事で使っている営業車にETCが付いている為、料金所のおじさん
と触れ合う事は無くなりました。
これは、少し前の話ですが、忘れられない・・・忘れちゃいけない事を
書いてみました。
最近は、不況の影響で夜中の牛丼屋も中高年の人達が働く姿が見られる。
特に年配の人達は仕事を探すだけでも大変なのであろう。
ある日、お台場フジテレビ前からお客さんを積んだ。
フジテレビ関係者は高速を使ってくれるので、仕事が手っ取り早い
良いお客さんなんです。
この時も、お台場から高速に乗ろうと、料金所ゲートへ向かう
前の車がお札を出したらしく、係員がもたついている。
千円札のお釣りを数えるのに、えらく時間がかかっている。
心の中で『さっさとしろよ、何やってんだよ。もっとテキパキやれよ！』
と怒りが込み上げてきた。
やっとの事で、前の車が抜けた。
今度は、私の番だ。
首都高の回数券を渡そうとするが、一瞬でつかんでくれない。
また心の中で、
『券もまともに受け取れないのかよ、そんな事なら係員辞めろよ』
と悪魔の声がささやく・・・。
良く見ると、脇には先輩係員らしき人が立っていて、
もたつくおじさんの腕には研修中の腕章が・・・。
料金所を抜けた瞬間、ハッとした。
なんて、自分勝手な考えしか出来なかったんだろう・・・。
自分の父親に近いような年齢の人が、新たな人生を始めようと
慣れない手付きで懸命に働いているのに
『申し訳無い』今度は天使がささやいた。
涙が頬をぬらした。
とても切なくなった。
あの年齢で新しい仕事に飛び込むのは勇気がいった事だろう。
どんな事情が有るかは知らないが、あのおじさんは必死で
仕事に取り組んでいたに違いない。
自分があの位の歳になって、出来るだろうか？
あ～あ、自分はなんて小さな人間だろう・・・
自分の物差しで人のことを計ろうとしていた・・・
心が痛かった・・・
私の目は曇っていた・・・
本当の、おじさんは輝いていたのだろう・・・
私はまたも 大切な心 を失うところだった・・・
感情の海に飲み込まれてしまうと、大切な心を見失ってしまう。
今ではあまり通らない、係員がいるゲートだが
料金所を通るたびに、思い出す出来事です。
早寝 [雑談]
昨日は、朝帰って来て少しだけブログのチェックをしたら、
近所の温泉へ行ってきました。
http://www.yamatonoyu.co.jp/all/warabi/index.htm
平日の会員料金600円！安い。
帰りに買い物に行って、戻った時には力尽きて・・・
簡単な記事だけ作って、寝てしまいました。
やっぱり早起きして、仕事に行く前に書くのが一番ですね。
