今は亡き友へ・・・ [本音・毒舌]
今は亡き友・・・
人懐っこくも、心に影がある君・・・
まさか、急にいなくなるなんて・・・
春が巡るたび君を思い出す・・・
きっと、みんなだって・・・
たまたま知り合い、すぐに俺達の仲間になった・・・
でも、もう十年以上前になるんだね・・・
すぐに、打ち解けて何でも話してくれた・・・
心の闇の部分まで・・・
信頼されていて嬉しかったのに・・・
自分の母親が自殺した事・・・
自分が第一発見者だったこと・・・
自分も酒を飲んで、手首を切った事があるとか・・・
何でも、話してくれた・・・
そんな、心の闇が・・・仲間を探していたんだね・・・
でも、・・・
君は幸せなままで、逝きたかったんだね・・・
仲間に囲まれて・・・
みんなでキャンプに行って、その事件は起こった。
バンガローで飲んでいたら、酔った君は意味のわからないことを・・・
そして、わめきちらした・・・
暴れだした・・・
しばらくして、落ち着きを取り戻した・・・
冷静に言ったね・・・
最後の言葉になるなんて・・・
『大丈夫だから、トイレに行ってくる』・・・
トイレから出てきて、君は闇夜に消えた・・・
闇の向こうには、崖が・・・
崖の下の川の中に君は・・・
みんな、君を大切に思っていたのに・・・
自殺か、事故か、どっちだってかまわない・・・
君がいなくなったことに変わりはない・・・
最後にオイラが撮った、菜の花畑で笑う君が・・・
あの日、幸せだった事を教えてくれる・・・
君は、幸せなまま旅立ちたかったんだね・・・
心の闇に戻りたくはなかったんだね・・・
誰も、君を責めてりできない・・・
いつか、どこかで出会ったら・・・・
今度は、もっとゆっくり話そうぜ!
君がいなくなるまでの、時間があまりにも短すぎたから・・・
もっと、君の心を解かりたかった・・・
それだけが、いまの寂しさだ・・・